
「楽天もやってるけど、Amazon出品もやった方がいいのかな?」——この質問、本当によく来ます。Amazonは確かに大きなプラットフォームですが、楽天とは戦い方がまったく違います。両方を現場で運用してきた視点から、Amazon出品で売上を伸ばすポイントをまとめますね。
まず「Amazonと楽天は別物」と理解することがスタートです。この違いを把握せずに「楽天でやってたことをそのままAmazonで」とやると失敗しやすいですよ。
| 比較項目 | 楽天市場 | Amazon |
|---|---|---|
| ユーザーの購買意欲 | ブラウジング型・比較しながら買う | 指名型・決まったものを素早く買う |
| SEOの対象 | 楽天サーチアルゴリズム | AmazonのA9アルゴリズム |
| ブランド発信 | 店舗ページ・バナーで世界観を作れる | 商品ページが中心、デザイン自由度は低め |
| 広告の種類 | RPP・クーポン・ポイント倍率 | スポンサープロダクト・スポンサーブランド・DSP |
| 物流 | 自社出荷が基本 | FBA(フルフィルメント by Amazon)が使える |
一番大きな違いは「ユーザーの状態」ですよね。Amazonはすでに「何を買うか決まっている」人が多い。だからSEOとレビューが直接的に売上に影響します。
Amazonの検索アルゴリズム(A9)は、大まかに「関連性」と「パフォーマンス」の2軸で商品をランク付けしています。
関連性を高めるためには、商品タイトル・箇条書き・商品説明・バックエンドキーワードに購入意欲のあるキーワードを適切に入れることが大事ですよ。「タイトルに詰め込めばいい」わけじゃなく、ユーザーが読んで分かりやすいことも重要です。
パフォーマンス面では、クリック率・購買率・レビュー評価の3つが特に影響します。中でも「レビューの件数と評価」はAmazonでの売れ行きを大きく左右するので、レビュー対策と口コミ活用術も合わせて参考にしてほしいですね。
FBA(フルフィルメント by Amazon)は、在庫をAmazonの倉庫に預けると配送・カスタマー対応をAmazonがやってくれる仕組みですよね。手数料はかかりますが、Primeバッジがついて購買率が大幅に上がることが多いので、単純なコスト比較だけでは判断しない方がいいですよ。
FBAを使うかどうかの判断基準としては、商品の回転率・サイズ・重量によって費用対効果が変わります。小型・軽量・高回転の商品はFBAと相性が良く、大型・低回転のものは自社出荷の方が合うケースが多いですよ。
Amazonの広告は「スポンサープロダクト」から始めるのが一番効果的です。これは検索結果に商品を表示するもので、設定が比較的シンプルで成果が見えやすいんですよ。
まず「オートターゲティング」でスタートして、実際にクリック・購入につながったキーワードを確認してから「マニュアルターゲティング」に移行する流れがおすすめですよ。AIを活用したEC運用術でも紹介しているように、データを見ながら継続的に改善することが広告費最適化の近道です。
Amazonは楽天とは別の戦場です。指名買いユーザーが多い特性を活かして、SEO・レビュー・FBA・広告を組み合わせることが売上を伸ばすカギですよ。楽天との使い分けを意識しながら、両プラットフォームのメリットを最大化する戦略を考えてみてくださいね。
Amazon運用の戦略設計から広告最適化まで、一緒に取り組みませんか。
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Amazon出品でブランド登録済みの場合、A+コンテンツ(旧:拡張ブランドコンテンツ)が使えます。これを活用しているかどうかで、同じ商品でも転換率に大きな差が出るんですよね。
A+コンテンツのポイントは「比較できること」と「世界観が伝わること」の2つです。Amazonの商品ページは競合と横並びになりやすいので、A+コンテンツで商品の使用シーン・素材の特徴・他商品との違いを視覚的に見せることが重要ですよ。
ブランドストーリーは「なぜこの商品を作ったか」「どんな想いがあるか」を短くまとめるものです。D2Cブランドや自社開発商品の場合、ブランドストーリーがあるとないとでは「また買いたい」と思ってもらえる確率が変わってきます。うちのチームで支援したあるクライアントでは、A+コンテンツ導入後に転換率が1.2%から1.8%に改善した事例がありますよ。
Amazonではレビューに関するポリシーが非常に厳格です。誘導・報酬付きレビュー依頼・家族・知人への依頼は規約違反になり、最悪アカウント停止につながりますよね。
正規の方法としては、「レビュー依頼」ボタン(出品者からお客さんへのレビュー依頼機能)を使うことです。購入から5〜30日以内に送信でき、これは規約的に問題ありません。送信タイミングは商品到着後1週間程度が開封率も高くておすすめですよ。
ネガティブレビューへの対応も大切です。返信機能を使って丁寧に「ご不便をおかけしました。改善のご意見をありがとうございます」と返すことで、他の購入検討者への印象が変わります。怒りで返信せず、事実と今後の対応を淡々と書くのがポイントですよ。
楽天とAmazonを同時運用する場合、特に注意したいのは「価格の整合性」と「在庫の二重管理」です。
Amazonはほかのモールより低い価格を自動検知する仕組みがあり、楽天でのセール価格がAmazonで「これより安い価格がある」として検知されると、カートが取れなくなることがあります。セール期間中の価格設定は両モールを考慮して設計してみてください。
在庫の二重管理は、手動で行うと必ずズレが生じますよね。在庫一元管理ツール(Amazonセラーセントラルと外部ツールの連携)を使うか、どちらかのモールを「受注後発注(在庫なし販売)」で運用するかを決めておくと運営がラクになりますよ。
D2Cブランドとしての戦略的な位置づけについてはD2Cブランド構築とECモール活用戦略も参考にしてください。また、楽天の大型セール施策については楽天スーパーSALE攻略戦略と合わせて設計するのがおすすめですよ。
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